小泉あきらが決して店の名前を明かさないわけ
『電子戦隊デンジマン』でデンジピンク・桃井あきら役をやった小泉あきら(現・弓あきら)氏は、現在もモデルとして活動しながら飲食店を経営しているというのはファンの間では知られた事実であるが、その店に行ってみたいというファンの思いに背を向けて、彼女が決して店の名前も場所も明らかにしないのは、ちゃんとした理由がある。2010年に二人のファンが彼女の店に行き、なにやら非常識な振る舞いをしたという事があったのである。
もともと店の名前は明らかにしていなかった。彼女の知人が自分のブログにそれを書いてしまい、その数日後に大激怒のエントリが上がった。そういった経緯を知らない人も多くなったようなので、ここに書き残しておこうと思った次第です。
現役の芸能人は、ファンに対して常に愛想よくする義務がある。ファンがお金を出すおかげで活動が成り立っているからである。たとえ内心では「この人なんか臭いわ」と思っていてもおくびにも出さず、笑顔で「応援してくれてありがとう」と言いながら握手をする。それが交換経済というものである。引退した芸能人はそうではない。ファンを選ぶ権利がある。だからファンの方から、相手に気に入られるように努力する必要が生じる。そのことが分からず、引退したアイドルに対して依然としてお客様気分でサインを求めたり写真を撮ったりしようとする人間がいるらしい。別に金も払ってないのに。
そういえば先日、私が大川めぐみさんに会いに行くと書いただけでストーカー呼ばわりされるということがあったが、結局それも同じ種類の人間なのだろう。金さえ出せば人の心は買えると思っている人間にとっては、相手が金を要求してこなければ、その人と人間関係を築くことが一切できなくなってしまうのか。なんというか気の毒な人たちではある。
小泉氏にしても、雑誌のインタビューに応じて『デンジマン』当時の思い出を懐かしく語ったりしたことがある。決して黒歴史にしているわけではない。にもかかわらず、ファンからの無制限な要求に応じないというだけで「彼女にとっては『デンジマン』のことは思い出したくもない辛い過去に違いない」などと噂を立てられたりする。
引退した芸能人とファンとの関係というのは、なんでこんなに面倒くさいのか。もっとも、まごころとまごころの触れ合いを求める人間にとっては、別に迷うことなど何一つないんだけど。
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