とうとう全否定された『仮面ライダークウガ』
炎上商法の達人の名をほしいままにしてきた東映の白倉伸一郎プロデューサーも、さすがに最近は疲れているようだ。
三月十八日に行なわれた『仮面ライダーアマゾンズ』の制作発表会では例によってとんでもない発言をやらかしたのだが、ツイッターでも反応は鈍い。飽きられた、というのもあるだろうが、どうも発言の真意が理解されていないようにも見受けられる。
東映の取締役という偉い立場にいながら「最近の仮面ライダーは面白くない」などと、懐古厨みたいなことを言ったもんだから、もっと騒ぎになってしかるべきだが。ただソースによって微妙に発言内容が違っている。マイナビニュースでは「牙を抜かれた仮面ライダーに牙を」、アニメイトTVでは「トゲを抜かれた仮面ライダーにトゲを」。これは瑣末な問題としても、前者にだけあるのが
関わる人が増えた分、やれることが制限されて丸まってしまっている。後者にだけあるのは
『仮面ライダークウガ』や『仮面ライダーアギト』でやれたようなことが今は出来ない。つまり後者のソースでは、理由も言わずに最近の仮面ライダーはつまらん、それに比べて自分が手がけていた頃のはよかった、という老害丸出し発言をしたということになる。
特撮ファンとしては、そんなの相手にしようもない。
しかし白倉発言で本当に問題にすべきなのは、四十五年の仮面ライダーシリーズの歴史において、いまだ『アマゾン』以上の異色作を生み出すことができていない、と言ったことの方である。
2000年に『仮面ライダークウガ』が始まった時には「こんなものは仮面ライダーではない」とずいぶん言われた。そしてそれ以降も、野心的な挑戦作と世間で騒がれた作品がけっこう作られたような気がする。しかし白倉氏に言わせれば、そんな挑戦など昭和ライダーである『アマゾン』にも及ばないらしい。平成仮面ライダーは、仮面ライダーというヒーロー像の枠を一ミリも広げられなかったと言ったも同然である。
このところ白倉氏は、平成ライダーの価値を下方修正する発言が続いている。
氏は平成ライダーの発展拡大に寄与してきたと、誰もが認める人であるから、一連の発言は謙遜からきたと解釈できないこともない。ただ『クウガ』ファンだけは、この発言に少しくらいは怒ってもいいのではないか。『クウガ』は白倉氏の作品ではないんだから。
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