立花レイ論(続)・夢野博士にはなぜ美人の秘書がいないのか

『ゴレンジャー』 加藤陽子(007)、林友子(008)、中村春子(009)
『ジャッカー』 〈後半〉林恵子(7号)、山本純子(8号)、飯島佳子(9号)、10号
『バトルフィーバー』 青葉ミドリ、中原ケイコ、上野トモコ
『デンジマン』 松尾千恵子
『サンバルカン』 嵐山美佐
『ゴーグルファイブ』 若木みどり、山本さゆり

 『科学戦隊ダイナマン』は、味方に女性のレギュラー・準レギュラーのいない、初の作品となった(子供はのぞく)。
 戦隊シリーズ初期において、女戦士はあくまでも「男の役割をする女」であった。だから「女の役割をする女」が別に必要だったのだ。ところが『大戦隊ゴーグルファイブ』で桃園ミキが、一人で両方の役割を完璧にやってしまったもんだから、じゃあ次からは一人で済まそう、ということになったのは当然の成り行きといえる。
 戦隊シリーズの黎明期においては、ヒロインはどんなに辛くても弱音を吐くことなど許されなかった。たまに吐くことはあったが、それは、自分は戦士として劣った存在ですと白状するも同然の行為とみなされた。ヒロインはあくまで「男」でなくてはならなかったのである。それを改めたのが多分『ダイナマン』ということになるのだろう。第51話(最終話)でレイが弱音を吐いて弾に叱られるというシーンがサラッと描かれることによって、ようやく戦隊内における男と女の関係は、普通の人間のものになったと言える。
 戦闘能力という点で男が女よりまさっているのは生物学的事実なのだし、男が女をリードしたり守ってあげなくてはと思ったりすることは、何でもかんでも差別だと決め付ける煽動家の言うことに耳なんか傾ける必要はないのだが、特撮ファンの中でもフェミニズムを中途半端にかじった連中がそんなことを真に受けたりしているみたいで、困ったものだ。(もちろん、フェミニズムを本格的に学習した人間はそんなことは言わない。)
 男が女を守りたいと思うことと、対等の相手とみなすことは絶対に両立し得ないものではない。

 萩原佐代子氏はブログをなさっておられるが、昼飯に何を食ったとか、どうでもいいことばかり書いてばかりいないで、立花レイについて何か書いてくださらないものか。実際に演じた人が語る言葉ほど、参考になることはないのに。

 桃園ミキについては贔屓しすぎたかしらん。書き直す予定。

桃園ミキ論
立花レイ論

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