地球人なら地球を守って戦うのは当然か

 [雑感]少年の殺人は減少
 私の行きつけのブログ「紙屋研究所」に、こんな記事が出ていた。
 青少年の犯罪が減っているらしい。で、そこから導き出される結論が「世の中はいい方向に向かっている」。
 なんでそうなる!?
 犯罪が減れば世の中がよくなるんだったら、じゃあ街中に監視カメラをどんどん設置し、警察の権限ももっと強大にし、管理社会化をガンガン推し進めれば、もっと理想の社会が出現するぞ。それでいいのか。
 犯罪が減る→世の中よくなっている。こういう安直な発想に、ファシズムはしのびこんでくるのだ。この人はコミュニストと名乗りながら、こんなことも知らないのか。
 今の日本の社会は絶望的だ。政治も経済も最低である。人心が荒廃し治安なんか悪くなって当然なのだが、そうなっていないのはなぜか? 今の若者は、絶望を絶望と感じることすらできないほど、管理抑圧されているのだ。――左翼だったらこう考えるのが当然だろう。というか、こんなに青少年の犯罪が減り続けているということは、戦後の自民党の政治がいかに善政であったかを証明するものだ、なんて言われたらどうやって反論する気だ。こんな体たらくだから、日の丸や君が代の強制に対してロクな反撃もできないのだ。
 最近の若い人の書いてるものを読むと、左翼だろうが右翼だろうが、一見政府のやっていることを批判しているような人でも、心の奥底に「どうせ世の中変わらない」という思いが頑強に巣食っているのが垣間見える。どいつもこいつも体制側の手先みたいな発想をする。
 だからスーパー戦隊シリーズでも最近のは、宇宙人や異次元人が攻めてきた、ようし地球人としてみんな心を一つにして侵略者をやっつけ、地球の平和を守ろう!みたいな発想しかできないのだ。地球の平和? アメリカが世界中で好き勝手やってるのが「地球の平和」なのか? 世界中で紛争や内乱の絶えぬこの地球の現状を、なんで守らにゃならんのだ? 地球人なら、地球を守るために戦うのが当然? パレスチナに行って同じ質問をして来い!
 『鳥人戦隊ジェットマン』(1991年)では「人間なんぞ滅んじまったほうがいいんじゃねえの?」と言うような奴が戦士をやっていた。今こそこの作品の持つ意味を考えるべきだ。

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