東映の取締役は算数もできない
「仮面ライダー2014年問題」とか「2014年危機」とか言われているが、それが計算間違いであるということについては、去年の10月26日のエントリで述べた。もっともこれは私自身が気づいたことではなく、ネットで前々から言われていたことであって、私はそれをまとめて整理しただけである。
だから、当然こんなものはとっくの昔に東映の人の耳にも入っているだろうと思っていた。ところが、どうも入っていないらしい。最近『語ろう! 555・剣・響鬼』という本が出たが、そこで白倉伸一郎氏が相も変わらず2014年問題について述べ立てていた。
これってかなりマズイ状況なのではあるまいか。
人間は誰にも勘違いというものはある。だからそんなものは厳しく咎めるものではない。問題は、白倉氏が勘違いをし、「白倉さん、それ計算が間違ってますよ」と忠告してくれるような人が周囲に誰もいなかった、ということである。周りは全部イエスマンということか。そういう人が、今現在取締役で、東映特撮の指揮をとっている。
白倉伸一郎という人にはファンも多いがアンチも多い。ネット上では「冷徹なビジネスマン」というイメージが横行している。会社に利益をもたらすためには何をすればいいのかを知り尽くしており、そのためにはファンの思い入れを踏みにじっても何とも思わない人、とかいうような。買いかぶりだと思う。たとえば『仮面ライダー大戦』の時なんて、今どき昭和ライダーと平成ライダーの対立をあおるとか、その勝敗をファン投票で決めるとか、なんかいかにも発想が安直で幼稚という気がする。本人は思いつきだけでしゃべっていることを、ファンは必要以上に持ち上げ、アンチは必要以上におびえ、周囲が勝手に盛り上げているだけに見える。そしてこんな簡単な計算違いにも気づかない。
そんなことしているから松竹に興収で抜かれたんじゃないの。
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