幻のアンヌ隊員? 誰よそれ(再)
史上初の特撮ヒロイン本『スーパーギャルズコレクション』(1983年)。その表紙のイラスト、これ、誰?
4月15日のエントリの補足。
アンヌ隊員のファンというのか、ひし美ゆり子のファンというのか、どうも私には理解できない所がある。世代の壁というのか、あの人達は何故ああもマトモなのだろうか。
マトモなのはいいことだろ、と言われるかもしれない。しかし、そもそも特撮ヒロインのファンなどという存在自体が、常軌を逸しているのである。子供が、テレビに出てきたきれいな女の人に小さな胸をときめかせたりする、そこまではよくある話として、しかしそんな思いを成人になってもずっと心に持ち続ける、それが常軌を逸していると言わずしてなんと言うのか。
11日の神戸のイベントについて、ひし美氏がさっそく自分のブログで報告をしている。そこで「豊浦さまがアンヌ隊員をやられてたら、どんなウルトラセブンだったでしょうか」などとコメントをしている奴がいる。そんなもん、大失敗作になったに決まってるだろ。いや知らんけど。しかしファンならそう書くべきだ。そんなこと書いたら荒れるかもしれんが、それがどうしたというのか。むしろ荒れるべきだろう。
実際、1968年に『セブン』をリアルタイムで見てアンヌ隊員を好きになった奴らというのは、別にファンレターを出すわけでもなく、何かファン活動に駆り立てられることもなかった、と聞いている。とてもマトモな人たちだ。そしてそのマトモさゆえに、アンヌ人気が形成されるまで十年以上の歳月を要したという。
常軌といえば、2ちゃんねるの過去スレを漁っていたら、1984年ごろに新聞記事に大川めぐみが載ったことがあったらしくて、その出所を知りたくて当時の朝日・毎日・読売・日経・中日の縮刷版を全部調べた、なんてことを書いてる奴がいた。結局見つからなかったらしいが、それに対して「お前すごいな」などというレスがつくわけでもなく、淡々と続くレスのやりとり。お前らはお前らで常軌を逸しすぎじゃ。
よろしい、産経は俺が調べてやる。
23日に補足
5/3追記 産経でもなかった。
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