小川輝晃氏と塩谷瞬氏に感謝を

 このブログは何かに対して怒ってばかりだが(ということを4月1日のエントリでも書いたところだが)、今回は久しぶりに心温まることを書く。
 4月12日の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』にニンジャレッドとハリケンレッドが出演した(これについては4月6日のエントリにも書いた)。で東映公式サイト

若いキャストの演技の話になった時に小川〔輝晃〕さんが、
「もう少し、いつも近くにいて教えてあげられる役者がいるといいんだけど」
と言っていたのが印象的でした。
テレビ朝日公式サイトでは
<ハリケンレッド・椎名鷹介役 塩谷瞬コメント>今の現場はそんなに怒らないんですが、でもそれは彼らにとって残念なことなんじゃないかと思ったので、今回は僕から色々と言わせてもらいました。
 戦隊シリーズはだいたい主演の五人は新人もしくは準新人である。しかし司令官や悪の幹部にはベテランの俳優を配することが多い。若い彼らのお手本にするためである。小川氏もまたそうやって先輩から技を盗んだのであろう。それが最近はどうもうまく機能していない、という噂を聞いたことはあったが、本当だったとは。
 『ニンニンジャー』の放映開始からそろそろ二ヶ月になるが、演技が全然進歩していないことを先輩の俳優たちがこのように気にかけてくれているとは、ありがたいことである。佐藤健太氏とは大違いだ(だからそういうのやめろって)。
 よく考えたら戦隊OBにというのは、俳優という職業を志して初めてもらった大役が戦隊だ、という人がほとんどである。スーパー戦隊シリーズがピンチとなれば、その存続のために力になりたいという思いを抱いている人も多いはずだ。しかしその思いは有効に活用されぬまま、巨大なエネルギーが死蔵されたままになっているというのは何とも残念である。小川氏や塩谷氏のように、こうやって『ニンニンジャー』に出てくれるような人に対してすら、こんな糞みたいなストーリーの糞みたいな役を与えやがって。スタッフは申し訳ないとか恥ずかしいとか思わないのか……。
 このブログもいつもの調子が戻ってきたようだ。

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